南大隅町の「大浜地区」は、根占地域の海沿いに広がる、美しい砂浜が自慢の地域です。
ウミガメの産卵が行われる町内の一大スポットで、ボランティアによる保護活動も盛んに行われています。
お盆に行われる伝統行事である「ごれっそう」をはじめとして自治会活動も盛んで、独自の歴史や文化を受け継いできた地域です。
そんな大浜では、昔から漁業が盛んに行われてきました。
「網元」という船と網の持ち主が中心となって、家族や隣人と協力しながら、カジキマグロやきびなごを獲って暮らしてきました。
約4mの手漕ぎ板、「櫓」(ろ)。約6mの船に4本装着した。
作業の手伝いをしてくれた人には家で食べる分の魚を持ち帰ってもらっていたそうで、子供たちも船の周りで遊びながら、船の上げ下ろしやキビナゴの手開きなどをしていたそうです。
生活のそばに海があり、魚が暮らしの中心にあったのです。
今回のイベントでは、大浜の「網元」一家として60年以上漁業に携わってきた前田セツ子さんにご協力いただき、地域に伝わる「きびなごのみりん干し」の作り方を教えていただきます!
大浜のベテラン漁師、前田ご夫妻(左が今回講師を務めるセツ子さん)
鹿児島の春〜夏の名物であるきびなごは、お刺身から唐揚げまでさまざまな食べ方で味わえる、地域に愛される食材です。
今回は、大量に獲れた魚の保存法として各家庭で作られてきた「みりん干し」に焦点を当て、開いて、漬ける部分までを参加者で一緒に行います!
タッパーに入れてお持ち帰りいただきますので、ご家庭で干してお召し上がりください。
きびなごは包丁を使わず、手で開くことができます!
地域の食文化を知るには、実際にその地で暮らす皆さんと交流しながら学ぶのが近道です。意識的に学ばなければ、消えていってしまう地域の味。
地域のディープな食文化に、この機会に触れてみませんか?
<詳細情報>
【日時】
2025年5月17日(土)10:00〜12:00
【場所】
・南大隅町立旧宮田小学校近く
→お申し込みくださった方には、後日詳細をお送りします。
→当日午後は、旧宮田小学校にて「宮田のちいさなおまつり」という飲食・物販・体験ブースが集まるイベントも実施予定です。ぜひお立ち寄りください!
【持ち物】
・飲み物
・保冷バッグ
・汚れてもいい服装での参加をお願いします。
【参加費】
・1500円/人(イベント保険料込み)
・みりん干し3枚分をお持ち帰りいただけます。
【定員】
20名(小学生以上)
【その他】
・直前のきびなごの漁獲量次第で、イベントを中止させていただく場合があります。何卒ご了承ください。
→中止の場合、イベント当日3日前までにご連絡いたします。
・大浜のおかあさん特製スペシャルランチ(800円/人・予約制)もご用意しております。
→ご希望の場合は、お申込みの際にお伝えください!
【お申込み】
・締切:5月10日(土)
▪︎お申込みは以下までお願いします!
・南大隅町ブロンズ就業支援協議会 InstagramのDM(ダイレクトメッセージ)
https://www.instagram.com/sumizumi.minamiosumi?igsh=ZmdmZWlndXdubHB2
・南大隅町ブロンズ就業支援協議会 事務局
TEL:0994-25-1381
主催:南大隅町ブロンズ就業支援協議会