第7回おおすみ学校を開催いたしました。
今回のテーマは
『鹿屋体育大学を学ぼう!!』と題し、
鹿屋体育大学が誇るスポーツパフォーマンス研究センターの施設紹介、
トップアスリートサポートの事例紹介など、日本で唯一の国立体育大学で
研究されているスポーツについて学びました。
2020年には東京オリンピックパラリンピック、かごしま国体が開催されるなど、
今後ますますスポーツに対する関心が高まっていくことが期待されます。
鹿屋体育大学、そして大隅がどのように関わっているのか、
大変興味深い講義の一部を紹介します。
[講師]鹿屋体育大学スポーツパフォーマンス研究センター 前田 明教授
(1)座学
「東京2020・鹿児島国体に向けた鹿屋体育大学のスポーツパフォーマンス研究」
①五輪サポートの裏側
東京2020や、鹿児島国体に向けての活動や、
数々の有名トップアスリートに対する手厚いサポート体制などについて
楽しくわかり易く説明していただきました。
・オリンピック選手村でのサポート体制などについて
・オリンピック選手が試合当日に食べる“勝負めし”
「おにぎり・バナナ・オレンジジュース(100%)」なんだそう!
・疲労回復のための高酸素カプセル、湯船を想定した設備
日本人に合うように、38℃と15℃のお風呂に交互に入ることで
疲労回復するとのこと
②瞬間視力 体験
6ケタの数字を0.1秒間だけ見て、どこまで見えたかを計測する
体験を行いました。
トップアスリートになると、8ケタの数字を見ることが可能なんだとか
会場の参加者でも、数人の方が6ケタの数字を見事に言い当てた方が
いらっしゃいました。
(2)スポーツパフォーマンス研究センター 見学
①マウンド
(ドップラーレーダー式ボールトラッキングシステム『トラックマン』)
・ボール速度、回転数、回転軸、リリース位置などのデータを
リアルタイムに表示できる
最新の設備の測定を体験しました。
参加者もマウンドから投球し、測定を経験。
②Rapsode ベースボール
野球やソフトボール用3Dトラッキングシステム
球速、回転数、有効回転数、有効回転率、ストライクゾーン分析、
回転軸、変化(縦/横)3D投球起動の測定ができる設備です。
佐藤 伸之先生による測定結果説明
③50mフォースプレート
歩行や走行動作にかかる力量の測定ができる設備。
50mにフォースプレートが54枚埋め込まれているのは
世界最長を誇るそうです。
有名なアスリートも測定に訪れているとのことです。
④ハイスピードカメラによる野球バッティング動作測定
鹿屋体育大学の学生による野球バッティングのデモンストレーション。
素晴らしいバッティングを披露してくださいました。
今回ご協力くださいました
鹿屋体育大学スポーツパフォーマンス研究センター施設長教授 前田明先生をはじめ関係者の皆様ありがとうございました。
今回のおおすみ学校を通して、世界中のトップアスリートがここ、鹿屋体育大学に集い、科学的サポートを受けていると知りました。今回、初めてスポーツパフォーマンス研究センターの最先端の技術を見学し、世界に誇れる施設が大隅にあり、私たちの身近にあるということに大変誇らしく感じました。日本、世界のスポーツを科学的にリードする鹿屋体育大学のポテンシャルを体感した一同でした。
次回は2019年3月開催予定となっております。
詳細が決まり次第、「オスミツキ大隅国」ホームページでお知らせします。