「趣味は田中角栄」-
あまりにも有名な言葉を残した政治家、故二階堂進氏の生家であるこの住宅は、江戸時代の郷士の住居として、1975年(昭和50年)国の重要文化財に指定されました。
はっきりとした建築年代は不明ですが、1810年(文化7年)頃の建築といわれています。「おもて」の棟と「なかえ」の棟からなり、これらが直交した雁行型の寄棟造の二棟造が特長です。二階堂家はもとは鎌倉幕府の武家で13世紀に薩摩警護のため中央より派遣され、のちに島津藩の命によりこの地を統治してきた役人の末裔です。茅葺の薩摩藩の武家屋敷で現存するものは、他に2例しかありません。
2016年7月にリニューアルしました。
鹿児島県肝属郡肝付町新富5595
https://kankou-kimotsuki.net/archives/introduce/nikaido-house