農神・作神・サンバイ・亥の神など全国により呼び方が変わる「田の神」鹿児島では「タノカンサァ」と呼ばれ親しまれてきました。
田の神様とは・・・田の神様(タノカンサァ)は五穀豊穣の農神または、生産の神から縁結びの神様として信仰を集めています。石造で作られ、形は頭にはシキ(ワラを編み込んだ敷物)を被り、手にはメシゲ(しゃもじ)とスリコギ等を持っているのが代表的です。
分類
場所により形が異なるが、主に分類すると5種類に分けられる。
・衣冠神像型 ・仏像型 ・僧侶型 ・田の神舞型 ・農民型(庶民)
東串良町の田の神様は、僧侶型 農民型に分けられます。(東串良町文化財要覧より)
町の田の神
現在16体の田の神様が現存していて、新川西の田の神様は、有形民俗文化財として県の指定を受けています。
昔は「田の神オットイ」の風習があり、不作が続いた集落では、田の神様を盗んできて、その田の神様が豊作を持ち込んでくれたら、4.5年のうちに米や酒樽を添えて元に返す習わしがあったようです。東串良町 田の神様とに古墳めぐり是非いらしてください。
東串良町全域