桜島の大正大噴火で埋没した鳥居
大正3年の桜島大爆発では、垂水市牛根麓の道路田畑にも約90~120 cmの降石灰が堆積しました。その際、稲荷神社にあった3.7 mの鳥居も完全に埋没してしまいましたが、現在約1.45 mまで掘り出されています。この鳥居は歴史的にも貴重な資料であり、平成24年2月「垂水市指定天然記念物」に指定されました。
また、噴火時の地震の影響で、鳥居は中央から左右にズレています。100年以上経っても落ちずにぴったりとくっ付いていることから、離れず寄り添う夫婦円満の象徴でもあるとか。階段途中にある展望所からは、桜島や牛根大橋を眺めることができますよ。