◆塚崎古墳群
前方後円墳が5基、円墳が39基、合計44基にものぼる古墳が点在する古墳群です。前方後円墳が存在する古墳としては日本最南端になります。1945年(昭和20年)に国の文化財に指定されました。
一番大きい第39号古墳(花牟礼古墳)は長さ約80メートル、高さ約10メートルの前方後円墳です。この地域からは弥生時代の住居跡も発見されており、弥生時代に相当発展し、古墳時代になってから急速に組織化された集団の地帯であったと思われます。
古墳群のそばには町立歴史民俗資料館が併設されています。貴重な展示物もありますので是非お立ち寄りください。
◆塚崎の大楠
塚崎古墳群一号墳(円墳)の上に生えており、1940年(昭和15年)国の天然記念物に指定されました。蒲生の大楠、志布志の大楠、川辺の大楠に次ぐ県下で4番目の巨木で、樹齢推定1200年から1300年以上といわれ、高さ25メートル、目通り幹周14メートルもあり、塚崎大塚神社の神木とされ地域の崇敬を受けています。
この大木の根元から地下にかけて大きなほら穴があり、そこに大蛇が住むという伝説や、古来戦争が勃発する直前に枝が折れて予報するという伝説があります。またオオタニワタリなど50種類以上もの着生植物がみられます。
〒893-1201 鹿児島県肝属郡肝付町野崎1936
https://kankou-kimotsuki.net/archives/introduce/tsukazaki-kofun-claster