25反もの梅染めの衣を纏い、ギョロリまなこに太い眉、4メートル25センチの大小二刀を腰に携えたその姿は勇ましい。
一説には6代の天皇に仕えた武内宿祢とされたり、隼人族の首領などとも言われていますが、その正体は今でもはっきりしていません。
しかし、今でも穀物の豊作や地域守護の先導役として尊崇を集めています。
11月3日、この日は数百年の伝統を持つ弥五郎どん祭りが始まります。真夜中の1時、「弥五郎どんが起きっどー」とふれ太鼓が街中を巡る。拝殿では弥五郎どん本体の組立て。そして4時頃にはいよいよ弥五郎起こしにかかる。大勢の人々が綱を握って巨体を起こす。
「縁起のよい年になりますよう」願う。午後1時から威風堂々とした「浜下り」は鳥居をくぐる時がハイライト。県内外から10万人も集まり大歓声。
子ども達に引かれ、ゆったりと肩を揺らし、高架橋の下ではイナバウワーで潜り抜け約3時間市街地を練り歩きます。祭りには露天が大拳並び、神社隣の岩川小学校校庭では武道大会が行われ弥五郎どんは校庭に立ち、しばらく武道見学。
そして神社へと帰って行くのです。
曽於市大隅町岩川5691-2
https://www.city.soo.kagoshima.jp/kankou_event/rekisibunnka/siseki/yagoroudonmatsuri.html